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人の職業を笑うな

you can (not) find a vocation

【大人限定】中2ポエムグランプリ

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皆さんの中に、今も“中2”は居るだろうか?

 

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大人になると、すぐに“中2”を馬鹿にしたがる。

誰でも通ったはずの「能力が覚醒していないだけの自分」を、黒歴史にしようとしたがる。

 

 

しかし、貴方は気付いていない。

 

真夜中にポエ散らかしたノートを何冊捨てようとも、我々は中2を失うことができないことを。

 

一度背負った宿命を完全に捨て去ることなど、誰にもできやしないことを。

 

 

 

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2ポエムグランプリ

 

「中2ポエムグランプリ」とは、自分の中の“中2”を呼び覚まし、

全力のイラストとポエムを見せ合って勝負する全く新しいゲームである。

 

手順は以下のとおり。

 

1.仲間を集める

2.道具を揃える

3.ポエ散らかす

4.講評し合う

 

 

順を追って説明していこう。

 

 

1.仲間を集める

 

このゲームは、まず仲間を集める必要がある。

「仲間」の定義は人それぞれだが、ゲームをより白熱させるためには、以下の項目に当てはまる者がふさわしい。

 

・同世代であること

・過去にポエ散らかした経験があること

・ポエ散らかすことを悪く言わないこと

 

 

これらの条件に当てはまりそうな友人を探したところ、私を含めて3名のパーティを結成できた。

 

 

 

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安藤きをく

1989年うまれ。カメラマン。

鹿児島の離島にて中2時代を過ごし、授業中に海を見ながらポエムを書き散らしていた。

「色白の転校生に恋をして、ラブレターを書いてOKをもらった際、うれしくて川に飛び込んだ」というFIELD OF VIEWな想い出を持つ。

好きなテレビゲームは「モンスターファーム」。

 

 

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うじ

1989年うまれ。ポエムの新境地「あたりまえポエム」の作者。

中学の生徒会では「書記」という絶妙なポジションに就き、女子からのアプローチもそこそこあったが付き合うには至らなかった。その理由は「運命の出会いを信じていたから」。

中2当時、おえかき掲示板の常連だったが、叩かれたことで「ネチケット※現代で言うネットリテラシーのようなもの」を学んだ。

好きなポジションは「副班長」

 

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カツセマサヒコ(筆者)

1986年うまれ。ライター。

都内の男子校で中2時代を過ごす。ネットサーフィン中に発見したポエム投稿サイトにハマり、高3までポエムを毎日投稿し続けた。授業中に書き溜めたポエムファイルを教壇に置かれる過去を持つ。

好きな相田みつをは、「夢はでっかく 根は深く」。

 

  

 

2.道具を揃える

 

仲間が集まったら、最寄りの文房具店に行き、以下の道具を揃える。

 

 

ドクターグリップ

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(振るだけで芯が出る「フレフレ機構」が付いているものであれば尚良い)

 

 

 

ルーズリーフ

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(Campus製が望ましい)

 

 

 

まとまるくん

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(「もっとあつまる消しゴム」「もっとかる~く消せる消しゴム」でも代用可能)

 

 

三種の神器は他の文具でも代用可能だが、アイテム次第では“中2覚醒”の発生確率が落ちるため、できれば全て揃えることが望ましい。

 

 

 

 

3.ポエ散らかす

 

三種の神器が揃ったら、いよいよポエ散らかそう。

 

細かなルールは以下のとおりだ。

 

・制限時間は30分

・ポエムとイラストを一枚のルーズリーフに書く

・ルーズリーフは一枚のみを使い、書き間違えは消しゴムでしっかり消す

・消しカスで「ねりけし」を作るのは小学生までで卒業しておく

 

 

ルールを確認できたら、ゲームスタートとなる。

 

 

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タイマーを押し、戦いが始まる。

白紙のルーズリーフが、広大なフィールドに姿を変える。

 

 

 

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「全然浮かんでこない……」

 

 

 

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「どうしても、“大人のやらしさ”が入ってきてしまうな……」

 

 

 

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「狙っちゃいけないんだ…中2『っぽい』じゃダメ、『中2』じゃなきゃ…」

 

 

中2ポエムは、心の底から湧き出てくるものが必要である。

それは恥じらいや葛藤、コンプレックス、ときには性欲かもしれない。

 

それらと本能的に向き合ってこそ生まれる本当の自分の声を、中2ポエムと呼ぶ。

「中2ってこうだよな」という上から目線ではいけない。くれぐれも“中2”を舐めず、自分の中の“中2”と向き合うことが、大切なのである。

 

 

 

15分後

 

 

 

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「あー、なんか、取り戻してきました」

 

 

 

 

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「はいはいはいはい、なるほどね?」

 

 

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「これは…“来た”な…完全に“来た”…」

 

 

15分ほど経つと、自ずと自分の中の“中2”の覚醒が始まる。

「何が『なるほど』なんだ」と思うかもしれないが、

やってみればわかる。マジで15分から変わる。

 

 

 

 

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30分のアラームが鳴ったところで、まだイラストが未着手な者もいた。

全身全霊のポエムを刻もうとすると、30分などあっという間なのである。

 

ここから15分延長することについて全員の同意が得られたため、今回は合計45分での戦いとした。

 

 

 

 

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心身を削り、全力でポエムとイラストに挑む。

 

 

 

 

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見た目はアラサー、中身は中2。その名は中2ポエムグランプリ。

 

 

 

 

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私たちは制限時間ギリギリまで戦い、講評のときを迎えた。

 

 

 

 

 

4.発表・講評

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完成した作品は、ジャンケンで順番を決めて、発表し合う。

 

 

発表は、

・ポエムの音読

・イラストの解説

によって行う。

 

 

 

 

トップバッターは、うじ。

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うじ「テーマは、『326(ミツル)』です」

 

きをく「でたーーーー!!!!!!!」

 

カツセ「326という手があったか……!!」

 

 

うじ「こちらです」

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きをく「タイトルの凝ったデザインがいいですね」

 

カツセ「サインなー! サイン迷ったんだよ俺も!」

 

きをく「サインって書くものでしたっけ…?」

 

うじ「最低でも2パターン以上は持ってたはずでしょ」

 

きをく「そんなの知らない」

 

カツセ「ヴィトンとプーさんらしきイラストは、なんなの?」

 

うじ「え? 絶対書きませんでした? これ」

 

きをく・カツセ「「えー、知らない」」

 

うじ「地方の中2はブランドが大好きなんですよ。そして絶大なブランドと言えば『ルイ・ヴィトン』と『クマのプーさん』です」

 

 

ブランドの新たな定番に騒然とする場内。

しょっぱなから素晴らしい作品が飛び出した。

 

ハードルは上がるばかりである。

 

 

 

 

 二番手は、安藤きをく

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きをく「自信はあるんだけど、どうかなあ……」

 

カツセ「大丈夫だから、胸を張るんだ」

 

うじ「怖いのは、みんな一緒だよ」

 

何故か励まし合いたくなる私たち。

 

 

 

きをく「では、いきます」

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カツセ「『絵が下手』っていう最大の欠点が露呈したな」

 

きをく「しょうがないでしょそこは!!」

 

うじ「でも、かなりグっとくる。後半かなりこみあげてきますね」

 

きをく「後半はね、悩んじゃったんですよ。これちょっとオトナすぎかもなって」

 

カツセ「いや、これはギリギリ、『中2が背伸びしたオトナ』のラインだな」

 

うじ「ですね」

 

きをく「ホント? よかったあ」

 

うじ「イラストも、帰りは立体的な家なんですよね、これ」

 

カツセ「うんうん、中2はすぐ立体図にする。あと煙突を書きがち」

 

うじ「棒人間も、中2のこなれた感じが出ていますよ」

 

カツセ「中2にもなると、棒人間はかなり書きなれてくるからね」

 

 

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文章力だけでなく画力も同時に求められるタフなゲーム。

プレゼン後の撮影は「どんな顔をしていいかまったくわからない」らしい。

 

 

 

 

 

三番手は、筆者。

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カツセ「心のバンプオブチキンを少しだけ解放してみました」

 

うじ「バンプファンに怒られないか心配だ」

 

きをく「326とどっちがすぐれているか、見せ所ですね」

 

 

カツセ「こちらです」

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きをく「なるほど、『今』じゃなく『イマ』ですね。これはバンプ通ったなら必須」

  

カツセ「わかってもらえてよかったー!!」

 

うじ「ああ、筆記体、あったなあ……」

 

きをく「中2は覚えたてですからね。すぐ筆記体使います」

 

うじ「大文字の『I』ちょっとヘタなのもまた、いいですね」

 

カツセ「そこはリアルに書きなれてないだけなんだけど」

 

うじ「あと、イラストがガチ中2すぎてコメントに困る」

 

きをく「これはホンモノのやつですね、間違いなく」

 

カツセ「ホンモノって言い方されるとすごくつらい」

 

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同意されても批判されても、羞恥心が泣く。

これがポエムグランプリの醍醐味でもある。

 

 

 

 

 

結果発表

 

戦いを終えた私たち。

既に満身創痍であるが、ここから結果発表を行う。

 

「グランプリ」と付いている以上は順位を決めることが望ましいが、今回は以下のとおり、衝撃的な結末となった。

 

 

 

 

うじ「これ、甲乙つけがたいですし、想いはそれぞれだから順位はナシでいいのでは?」

 

カツセ「そうかもしれない。ここまで自分と対話したものに、順位など付ける必要はない。向き合うこと自体に価値があるんだ」

 

きをく「そうですね、甲乙を付けないからこそ、ポエムは完成するのかもしれない」

 

 

 

結論。

 

 

 

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「「「ありがとうございましたッッッ!!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

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こうして、中2ポエムグランプリは終わりを迎えた。

 

やってみた感想としては、

「ものすごく集中する」「久々に住所以外の文字を直筆で書いた」

「忘れていたたくさんのことを思い出した」

など、たくさんのメリットが挙げられた。

 

しかし、ゲーム実施後は、

「異常なほどお腹が空いて渋谷で油そばの大盛りを食べて、家に帰って昼寝しようと思ったら人生で一番くらい熟睡してしまった。高校に入学する夢を見た」

といった副作用も散見されている。くれぐれもポエもたれしないよう、頻繁には行わず、時間は短めに、部屋を明るくして楽しんでもらいたい。

 

 

 

 

この企画を実施したことで、私たちの黒歴史は完全に「白」に変わった。

 

光が闇を生み、闇が光を作る。

 

翼を広げていくボクらの業(カルマ)が、イマ、羽ばたき始めたのである。

 

 

Poem grand prix is Over.

But…your poem is Starting over.

 

みなさんの中2が、いつか空高く舞い上がる日を、心より楽しみにしている。

 

 

 

 

 

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Stay 中2 tokyo friday night.

(訳:書き終わったポエムは、紙飛行機にして空に投げよう ※そのあと死ぬ気で拾いに行こう)

 

 

おしまい

 

 

 

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カメラマン:なかむらしんたろう